近本 哲士
大田記念病院 リハビリテーション科 医師
経歴
2018年03月 広島大学医学部医学科 卒業
2020年04月 大田記念病院 リハビリテーション科
主な免許・資格
なし
なぜリハビリ科に入局しましたか?
もともと特定の臓器や疾患にかかわらずに診療をしたい思いがあり、リハビリテーション科、救急科、総合診療科などを考えていました。
初期研修で各科をローテーションする中で、手術や内科的な急性期治療が終わったものの、ベッド上安静による廃用や後遺症により歩行・嚥下機能といったADLが低下し患者・家族が困っている場面を多く目の当たりにしました。
その状態で自宅退院した結果、転倒による骨折や誤嚥性肺炎で再度入院となってしまうこともあり、機能改善や生活に関わることのできるリハビリテーション科を選びました。
現在の仕事内容は?
主には回復期リハビリテーション病棟で主治医として働きながら、嚥下障害に対しては嚥下造影検査・嚥下内視鏡検査を、排尿障害に対しては泌尿器科と連携しながら透視下尿流動態検査などを行っています。
働いてみてわかったことは?
現在の職場では脳卒中の急性期治療後の患者さんが多く、寝たきりの状態で急性期から入院した方が数か月で経口摂取や歩行を獲得し自宅退院する例を経験し、リハビリの重要性を実感しています。
将来のビジョンは?
今後も急性期病院や回復期病院などで経験を積み、患者さんの急性期治療から社会復帰までを経験していきたいと考えています。
入局を考えてくれている方へ
リハビリ科医は臓器別という枠に縛られないジェネラリストであり、さらに生活を含めた患者さんの全体像をみれることが他科との違いであり強みだと思います。
なかなか実習や研修で接する機会は少ないので、興味をもった方はぜひ見学にきてください。