松本 彰紘

松本 彰紘
広島大学病院リハビリテーション科 クリニカルスタッフ

経歴

2014年03月 広島大学 卒業
2016年04月 広島大学病院 リハビリテーション科医科診療医
2017年04月 広島市立リハビリテーション病院 医師
2018年04月 広島大学病院 リハビリテーション科医科診療医
2019年10月 広島大学大学院 医系科学研究科博士課程

主な免許・資格

なし

なぜリハビリ科に入局しましたか?

病気治療だけでなく、患者家族のQOLに対する包括的な支援をやりたかったからです。
また、高校時代に行政官や弁護士を志望していたのですが、今になって患者家族への支援に役立っています。
学部生時代は精神科、緩和ケア科も検討しましたが、就労環境や今後の日本社会の動向を考慮した結果リハビリ科を選択しました。

現在の仕事内容は?

1週間のうち2日は大学病院、3日は外病院で働いています。
大学病院では他科の先生と協力してリハビリを指示します。
外病院では外来リハビリ患者の診療、患者自宅への訪問診療、訪問リハビリ指示を行っています。
また、 広島大学工学部を中心とした産学官連携事業に関わっています。テクノロジーで医療介護を向上する試みを行っています。
さらに、大学院生のため研究も行っています。
専門はビッグデータ分析で、公衆衛生学教室や他大学と協力して医療介護の統計分析を行っています。

働いてみてわかったことは?

思っていた以上に病気による社会的不利を抱えている患者が多いです。
しかし、社会的支援に精通している医師はほとんどいません。
患者だけでなくコメディカルもリハビリの包括的支援スキルを求めています。
一方で、包括的支援を行うリハビリ医師だからこそ病気の診断治療を勉強する必要があります。
内科外科の医師とスムーズに意思疎通することが、患者へのスムーズな支援につながります。

将来のビジョンは?

大学院で培った医療介護データ分析のスキルを利用して、治療介護効果向上や病院評価を行う会社を立ち上げる予定です。
会社の動向次第で医師として働く時間を調整していきます。
会社が失敗に終わった場合は、普通のリハビリ医師として働くつもりです。

入局を考えてくれている方へ

診断治療だけでなく患者家族のQOLに興味のある人は大変おすすめです。
リハビリ科の悪い噂として、専門性が身に付かないなどと言われることがありますが全くそんなことはありません。
むしろ他科にマネできない専門性が身につき、経験を積むほど将来の選択肢が広がっていきます。
また、患者のQOLを支援する診療科だからこそスタッフの福利厚生を重視しています。
希望が全て叶うとは限りませんが、可能な限り相談にのります。